Pythonポートフォリオ、何を作ればいいかわからないあなたへ
Pythonを勉強してきた。 文法も一通り触った。簡単なスクリプトも書ける。 それなのに——
「ポートフォリオ、何を作ればいいのかわからない」
この状態で手が止まっていませんか?
安心してください。 これは能力不足ではなく、考え方の問題です。
なぜ「何を作ればいいか」で止まるのか
多くの人が、ポートフォリオを
「すごい作品を作らなければいけないもの」
と誤解しています。
- AIアプリじゃないとダメ?
- Webサービスを作れないと評価されない?
- 他の人と比べてショボく見えそう…
ですが、実際の採用や案件獲得では そこはほとんど見られていません。
評価されるのは「何を作ったか」ではない
未経験・独学の段階で見られるのは、次の3点だけです。
- 考えてコードを書いているか
- 目的と処理内容を説明できるか
- 途中で投げずに完成させているか
つまり、 高度さ・派手さ・流行りは重要ではありません。
「仕事で再現できそうか?」
それだけを見られています。
「正解の作品」を探す必要はない
よくある失敗がこれです。
- 他人のGitHubを見て萎える
- 完璧な題材を探し続ける
- 作り始める前に止まる
でも実際には、評価される人ほどシンプルです。
たとえば——
- Excel作業を自動化したスクリプト
- CSVを集計してグラフ化するコード
- APIからデータを取得して整形する処理
こうした「業務で想像できるもの」の方が、 よほど刺さります。
迷っている時点で、方向は合っている
「何を作ればいいかわからない」と悩むのは、 仕事を意識し始めた証拠です。
本当にダメなのは、
- 学習だけで満足する
- いつか作ろうと思い続ける
- 行動しないまま時間が過ぎる
そうならないためには、 「考え方」と「進め方」を一度整理する必要があります。
次にやるべきことは「全体像」を知ること
ポートフォリオは、単体で考えると必ず迷います。
応募準備 → 案件探し → 面接 → 初案件 → 次のステップ
この流れの中で、 「今どこにいて、何を補えばいいか」を知ることが先です。
その全体像を整理したのが、こちらのページです。
※ ポートフォリオ・案件・面接・初案件までを1ページで整理しています。
まとめ|「作れない」のではなく「順番が違った」だけ
ポートフォリオで悩む人の多くは、 能力が足りないのではありません。
ただ、
- 何を評価されるかを知らず
- 全体像を見ないまま
- 一人で考えすぎている
それだけです。
方向さえ合えば、 小さな一歩でも「仕事につながる形」になります。
